戦術的ピリオダイゼーション理論

自分がサッカーのコーチに携わらせてもらって、もうすぐ丸3年になります。
初年度は何も分からず、安本コーチと共に手探りで
自分達が少年時代に体験したトレーニング方法や
また指導者講習会などで新しいトレーニングメニュー等を試してみたりと
コーチと言うより近所のオッサン的に子供達とサッカーを通じ遊ぶ感覚で初年度を過ごしました。
2年目は、もう少し力を入れてサッカーの本質に迫りたいと
色々なチームと対戦する中でそのチームが取り入れているトレーニングを真似たり、後藤コーチにアドバイス頂いたり
また基礎体力の向上を目指しサーキットトレーニングなどを取り入れ
少しでも試合の結果を意識する様になってました。
そして2年目が過ぎようとした時に
戦術的ピリオダイゼーション理論に基づく
バルサのトレーニングメニューや考え方と出会いました。
戦術的ピリオダイゼーション理論とは簡単に言うと
「サッカーはサッカーをする事で上手くなる」って感じで
もし詳しく調べたい方はネット検索か、北條整骨院へ行ってください(笑)

例えば、僕たちが少年期に受けたサッカートレーニングは
コーンドリブル、クロスの練習や試合前によく目にするパスを出して落としてシュートなど
各ピリオド(一部)のトレーニングを組み合わせて
一つのフットボールを形成すると言う非線形なものでした。
しかしバルサのトレーニングでは、常にゲームと同じシチュエーションで
トレーニングを行う事で、瞬時の判断力やスペースのない所でのボールタッチ
ボールポセッションやポジショニング、攻守の切り替え等を
習慣的に植付けています。それは試合が近い時、または調整期間関係なく
常に同じコンセプトでトレーニングを行ってます。
またその中で低学年には難しいと懸念される
戦術理解を行う事や、チームメイトとのコミュニケーション(コーチング)等

様々な要素を含んだトレーニングが今のバルサを形成していす。

しかしこの理論で一番難しいのは
そのトレーニングを考える監督やコーチによって
選手達のパフォーマンスに大きく影響する事です。

指揮者が理解できていない楽曲をただの真似事で
オーケストラを組むように
指導者がチームのプレースタイルを理解できないまま、バルサのトレーニング本を真似たところで
全くの成果が得られない。
だから子供達以上に自分自身が学び、選手達と共に成長しないといけないなと
日々痛感しています。

コーチ歴4年目を迎えるにあたり
子供達と共に更に成長出来るように
遅くなりましたが、2012年の豊富とさせて頂きます。

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